赤磯のアングラァ〜٩( ᐛ )و、釣りブログ

名古屋の釣り人。磯からルアー、その他色々

大型プラグを扱う竿の長さ2

リリース時の初速を速くして、適切な角度で飛ばすことで、より遠くに飛ぶ。

大体のアングラーは経験則としてそのように理解していて、力いっぱい竿を振っている。私も同じ。

今回、どうやったら遠くへ飛ばせるのか少し考えてみた。

遠くに飛ばすための3項目

大まかに考えると、以下の3つの項目が重要だと思った。

1:加速距離

2:与えられるエネルギーの大きさ

3:キャスト角度

 

気をつけなければならないことは、各項目を闇雲に最大化すれば遠くに飛ぶかというと、そうでもないこと。使うルアーやロッド、置かれた環境に合わせて、3つの項目を上手く操る必要がある(が、今回は横に置いておく)

あと、ルアー釣りは、遠くに投げるだけではない。中近距離を狙いすませてキャストしたり、長時間投げ続けるために体力の消耗を抑えたキャストをしたりと、色々な対応が釣果につながる。

遠くに飛ばすことを目指して、理屈を頭に入れたら、、況に合わせたキャストを自由自在になれるようにしてなっていくことが良いと思う。

 

次から、1つずつ書いていく


加速距離

加速距離とは、ルアーの停止位置からリリースポイントまでの軌跡を結んだ距離のこと。

なぜ加速距離が重要かと言うと、加速距離が長いほど、エネルギーを与えられる時間が長くなり、リリースポイントにおける初速が速くなって遠くに飛ぶ、と考えているから。

次にどうすれば加速距離を長くできるのか。

基本的には、竿を長くしてタラシを長くし、回転角度を大きく取れば、加速距離を長く取れる。

極端に考えれば、ティップを腰よりも低い位置まで下げて構えれば、回転角度をより広く取れる。ただし、タラシを長くした状態でティップの位置を下げると、ルアーが地面に接してしまい、上手くキャストできない。そればかりか、道具の破損につながる可能性があり危険である。しかし、磯が海に突き出た形状である場合は十分可能であるケースもある。要するに、極端なケースもケースバイケースでは成立する。

加速距離について、竿を持った手首を起点に竿を回転させることを考えてしまうと、限界がすぐに見えてしまう。しかし、腰を起点とした回転だと考えると、腕を伸ばせば、加速距離はさらに長くなる。手を基点にした場合よりも、より大きな円を描けるからである。足元を起点とした回転だと考えると、足を伸ばせば、もっと大きくできる。

これは、発想を変えてみると、加速距離は想像以上に大きくできるということ。手首、腰、足元のどれを起点にするべきか、置かれた環境で選択する。足場の悪い場所でフルキャストする場合は、足元ではなく、腰や手首が安全。

竿を振る際、竿の長さ、タラシ、起点、回転角度、それに応じた体の使い方を決めることで加速距離を得られる。計算式っぽく書くと、加速距離=直径(=1.起点から手首までの長さ+2.竿の長さ+3.タラシの長さ)×4.回転角度ということ。もうちょっと正確に書くと、ここでいう円の長さとは、扇形の弧の長さのことなので、2π×直径×角度÷360で…となるけど、横に置く。

 

加速距離について書いてきたけれど

長い加速距離の中で、エネルギーをルアーに上手く伝達して初速を速くすることにつなげられるかは、アングラーの経験や力量に掛かってくると思う。

あと、加速距離を長くするほど、ルアーを遠心力で放り投げるやり方に近づく。ルアーの重量がある程度あって、風が少なければ、遠くに飛ばせる。一方で、ルアーが軽くて、風があるときは、飛距離は出ず、糸ふけがでやすくなりライントラブルも増える。

大型プラグを投げるときのペンデュラムキャストは、加速距離を長く取ったキャストになる。あまり力まずに、ルアーがターンオーバーするときの遠心力を意識してキャストすることで、軽い力で遠くに投げることができる。体力の消耗も抑えられる。

 

加速距離の話は、割と、頭で理解しやすいので、キャスト前に落ち着いて考えれば、コントロールしやすいと思う。あとは、エネルギーの与え方を要領よく実施できることが大事。しかし、これが結構、難しい。それなりの鍛錬も必要。

 

ここまで、書いてだいぶ疲れたので、エネルギーの与え方について考えたことは、また次回。長い💦